社長ブログ

ご先祖祭祀を忘れずに

2023.02.02

社長ブログ

ご先祖祭祀を忘れずに

若い人は信じないと思いますし、信じれないと思いますが、事実として、私自身も経営コンサルタントとして何度も何度も経験していますが、企業倒産や破産のケースで単に業績の不振で倒産した場合は別として先祖祭祀を怠っていて倒産や破産になったケースも実に多いのです。或いは業績は良いのに急に経営者に不幸が襲ってきて亡くなった。経営者の親族に不幸が襲ってきた。人間だけでなくてペットにも経営者の周りで不幸が起こった。これらが連続で起こる時は要注意です。などなどです。理由は不明ですが、事実です。そう言う会社やご自宅に伺うと、私は実感として理解できます。これらを過去5代の家系調査で調べたところ連続していた場合は特に要注意というか、改善の余地ありと考えて、関与先であれば対策を必ず講じます。又何か突然交通事故等の不幸が起こったなど。我々は業績不振になっている組織に出くわした時に、いろんな事態を想定して対処しますが、通常の仕事の中身の分析と業績改善と先祖祭祀等の人に関しての改善の両輪で対処します。

〔普通の方は仕事の中身の業務改善だけをするようですが、これでは業務改善にならない場合が多いのです。つまり経営指南役の素人の経営コンサルタントはこれしか出来ないのです。〕

ご依頼がありまして、業務改善をしますが、人の改善が必要と考えても、依頼主が不必要と判断した場合や私の示唆やアドバイスは信用しなくて、話しを真摯に聴かない場合、私個人としては何もしないでそのままにして放置しておきます。その後で不幸が襲ってきても、それは私の責任ではないのです。

ポイントですが、他人からのアドバイスは先ずは聴く。自分の判断は過去の常識めいた根拠の無い知識で判断しているので、間違っていると私は信じていますが、基本的に他人のアドバイスは先ずは聴く。これは非常に大切な事と思います。聴く気の無い方は自己責任と思いますので、後で何が起ころうと、それはアドバイスをする我々の責任ではありません。

創造経営では業績回復の作業として、会計的に分析して、業務改善を点検しますが、別途人の改善と称して先祖供養を必須にされています。業績不振に陥っている企業の経営者の5代遡った家系図を先ず作ります。家系図にはその時々に何が起こったか?を詳しく調べます。過去の出来事の徳不徳を調べます。これらを元に、経験的にいろんな業務改善をして好転できなかった企業に何が不足していたか?を調べたところ先祖祭祀を怠っていた事が解り、先祖祭祀をしてから会社業績が好転した会社が多い事から実証されています。どうしてか?理由は解りませんが、私もいろんな会社をお世話していて、感じる事として先祖祭祀は必要だと思います。100年以上続く長寿企業は業務改善等を繰り返し行い業務の改善もしますが、必ず先祖祭祀をおこなっています。歴史は繰り返される。これは格言と思いますので、一考の余地ありです。個人の家庭でも同じです。

創造経営でいう先祖祭祀が必要な意味は先祖祭祀を怠っていると先祖から流れている不徳の大きな川が現代にも繋がっていて、それが本人のみならず業績に悪影響をもたらすと言われています。不徳とは日頃の殺生悪行の積み重ね(仏教では食事をするのも、野菜や動物などの生あるものを頂く事になるので、殺生悪行と言われています。)、早死に家系、離婚家系、自殺家系、倒産家系等です。不徳の大きな流れを布施や奉仕と先祖祭祀する事で小さくして、現在に悪影響にならないようにする。という理由です。今やっておくと直ぐには効果が出るか?出ないか?は別にして自分の子や孫世代に良い結果が出るようです。ご先祖に良い影響を与える方法には回向という方法もあるようです。これは今ご先祖に良い影響を回し向ける祭祀をおこなうということです。これを信じるか?信じないか?は問題ではありません。事実起こっているからです。騙されたと思って、先祖祭祀をするように心がけしてください。

具体的には自分以外の他人に良い事をする(無財の七施)。仏壇に毎日参拝をして亡くなられた方に詫びを入れる。100日毎日墓参をするなどです。例として無念に亡くなられた方の魂を鎮める事が必要なのです。

私は先祖祭祀については江戸菊で実際に行いました。約4年前、経営者親族が3ヶ月で二人とも癌で亡くなりました。3兄弟の中の真ん中の妹は昨年癌で亡くなりました。当時の江戸菊はお店に入ると何がしか、澱んだ雰囲気がありました。爽快でない空気感でした。私自身はこれが何を意味するか解っていました。新田家のいろんな仔細を調べましたら、判りました。今から10年ほど前に新田家でボヤが起きた時に、どう言う理由かはわからないがお仏壇が水で濡れてしまい、それを勝手に処分していたそうです。その後、お仏壇は新田家には置かれていないそうでした。亡くなられたご先祖の御霊は行き所がなくて江戸菊の周りにおられた。と私は解釈しています。

そこで、江戸菊の内部の仕事での業務改善とは別に先祖祭祀も行いました。先祖祭祀を行う前には不思議にその他いろんな事が起こりました。これは単に不幸が起こったと考えるか?そうでないと考えるか?で対処方法は異なります。私はいろいろと調べた結果として明らかに、前述のように、江戸菊の新田家は先祖祭祀を怠っていたと考えました。そして、実際に怠っていたのです。江戸菊と新田家は毎月業務改善をおこなっていますし、営業活動も盛んにおこなっているので、勿論先祖祭祀もおこなっているので、その後順調に推移しています。何をしたのか?お仏壇を新たに購入してもらい、僧侶にお願いして、魂入れを行いました。佛入とも言う儀式です。今まで行き場のなかつたご先祖様の魂を新しいお仏壇にお招きする儀式です。その後、江戸菊の澱んだ空気観はなくなりました。

私は先祖祭祀をしてから悪くなった事は聞いたことがありませんが、先祖祭祀をしないので、いろんな事が身辺に起こったと聞いたことがあります。先祖祭祀は面倒と思わずに、現在だけでなく、自分の子供や孫の為にもおこなったほうが良いです。

最近急に会社が成長しても、ある時急ブレーキがかかったように停滞して、果ては倒産破産に追い込まれるのは創業者の考え方の影響も大きいと思いますが、ただ金儲けだけすれば良いとかの考え方の場合は早晩会社は破綻します。その時の繁栄は自分ひとりの力ではなく、いろんな方々のお陰でもあると感謝する気持ちが必要と思います。先祖祭祀をおこなって害がある訳ではないので、行ったほうが良いと考えられます。今あるのはご先祖のお陰であるからです。長寿企業は必ずおこなっています。長寿企業は他の先祖祭祀も行います。企業五輪塔(利生塔とも言う。)を建立してお祀りされています。創業者精神を受け告ぎ、後世に残す為でもありますし、企業内物故者を弔う意味でもあります。名立たる大企業は五輪塔を作っています。企業はこれらも含めて先祖祭祀です。ご興味がありましたら、お知らせください。その方にのみ、お時間のある時にまたお話しさせて頂きます。