会社の目標を100年企業つくりに至った理由
会社の目標を100年企業つくりに至った理由
私の会社というか私自身のライフワークとして、100年企業つくりをしようと考えた理由をお伝えいたします。
私は高校や大学の時に既に会社を作ろうと考えていました。何故だか解りませんが、多分想像ですが、私の祖父の強い思いが私に伝わっていたのかもしれないです。祖父は大正元年奈良県で建築会社を親族と創業しましたが、大正7年スペイン風邪流行の時に35歳でスペイン風邪で他界いたしました。無念だったと想像しています。この会社は大変大きくなりまして、上場している建築会社となっています。この無念な気持ちが私に伝わっているのかもしれないですが、勿論確証はありません。
私は大塚製薬勤務時代に家族に迷惑が掛からないように考えて、45歳の時に大塚製薬を退職して、会社を創業いたしました。創業の時に考えていた事は単に家族の生活を楽にしてあげたい。家の一軒くらい建てたいといすう様な素朴な内容でした。サラリーマン時代に生活のゆとりもなかったので、創業時はそんな感じでしたが、仕事の内容は創業前に家内と何度もお話し合いをしまして、【働く薬剤師や事務職員が働き甲斐のある質の高い仕事をしましょう。お金儲けより質の高い業務ができる薬局作りをしましょう。]でした。それは創業時から今までも何ら変わっていません。
創業後、数年して私自身が当初考えていた事がほぼ実現できた時に、ある意味で燃え尽き症候群に襲われまして、以後2年くらいは燃え尽きた抜け殻のような生活をしていましたが、その期間は何か自分が目指している本当のものを見つけ出す期間になっていたようでした。当時は勿論仕事はしていましたが、社員がいるので我慢して惰性で仕事をしていた時もあったようですが、仕事を終えると不思議に般若心経を毎日詠んでいました。こんな生活が一年経過した時に、その期間に何かを求めて、松下幸之助さんや稲盛さんなどのいろんな経営指南書を多数読破しましたが、日産自動車を再生させたカルロス・ゴーンの書き物に出会って、目を覚ましたというか、一つの気付きとなりました。ゴーンさんは人生の目標設定で彼の考える究極の目標を作る。そして、その究極の目標を何段階かに分けて、小目標を作る。今はその一過程の時間なのです。と自分に言い聞かせる。究極の目的達成の一過程の時間という認識でした。それが機会になり、私自身の目標設定の小ささを実感した訳です。それで目標を変えようと考えた訳です。1000年企業作りと言うと途方も無い目標のようになるので、100年企業つくりにした次第です。この目標を達成するにはどうしたら、良いかとそれ以後考えて、実現の為に、行動を開始した訳です。100年企業作りの目標はこんなところから生まれています。100年企業作りで答えが解らない、解決できないのが人材育成のところでした。言葉では簡単だが、具体的にどうするか?どうすれば良いか?に悩んでいた時に創造経営に出会いました。これは日本経営株式会社 菱村和彦創業者議長との出会いでした。以後、いろんなところでアドバイスを頂いています。在り難いことです。今までにお世話になった方々で主な方々は株式会社 アルプの古賀会長、この方は君には能力があるのだから、良く考えて行動して、できなければ、方法を変えて行動すれば、必ず成功しますよ。と教わりました。株式会社 原信の故原信一社長、社長として恥ずかしくない、振る舞いや教養を深めなさい。高頭不動産 高頭社長には他人に対しての心配りについて教わりました。これらの皆様には大変お世話になっています。私の100年企業作りの多くのヒントを上記の方々から教わり、今もお教え頂いています。有り難い事です。本当に心から有難うございます、です。