社長ブログ

KD調査と個々の面接の併用について

2023.04.26

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KD調査と個々の面接の併用について

我が社では毎年一度の割合でKD調査を行っています。KD調査は何の為に作成されたか?ですが、創造経営協会の創設者である、公認会計士の薄木佐吉翁はご専門である倒産企業再生の時に業務の改善だけでなく、その仕事をしている人間の心の改善が不可欠である、特に経営者の心の改善なくして企業の再生は成り立たずとの結論の元、人間力、業務達成力、組織統合力を数値化して現況を把握する必要があるとの事で専門家に依頼して作成されたのがKD調査なのです。改変に継ぐ改変を経て40数年の歴史があります。

 

そのKD調査の1は人間力、2は業務達成能力、3は組織統合力ですが、1は対人的な能力ですが、簡単に述べると50点を境にして、自己中心度が解り他人に対しての気遣い度が解ります。これは人間としての成長と共に上昇いたします。かといって点数が低いといって悲観する必要はありません。人との係わりを増して行けば年単位で上がってきます。極端に他人との接触や交流を抑制している方は上がりません。素直になれない方も上昇は鈍くなります。

 

2の業務達成能力は仕事をきちんと出来るか?どうかの能力です。これは日頃の仕事をきちんとしていて、継続していれば必ず上昇いたします。

3の組織統合力はグループのリーダーとしての能力です。大きく言えば会社のリーダーとなれる素養があるか?が数値的に推察されるのです。これは個人の根源的なところをいかに把握しているか?今の自分の存在はどこから来ているか?の認識とそれに対しての感謝から始まります。自分の元を認識して、その感謝から始まります。この意識や認識が無い方や薄い方はリーターの素養が低いので、先ずはそこから学習する必要があります。名選手(業務達成能力が高い)必ずしも名リーダー(組織統合力)にあらず。の諺はこれと相関しています。

KD調査は単なるアンケート調査なので、アンケートに関しての夫々の方の認識で少し答えに変化が生まれます。これらを補正する必要もあるので、面接をしています。これでアンケート点数との補正を図ります。単に数値が良くても、個々の価値観との差が生まれますので、実際はどうかと?面接をして総合的に判断いたします。

それから、我が社では単なる数字の良し悪しは判定材料にしていません。希望されればどうすれば伸ばせられるか、必要時にアドバイスをいたします。(自分自身からどうしたいか?希望される方には適切なアドバイスをさせていただきます。希望されない場合は何もアドバイスいたしませんので、よろしく御願いいたします。(必要と考えない必要と思わない方にアドバイスをしても何も結果が出ないのです。)

これら個人の生活でも大変役立ちますし、会社業績好転にも繋がるのでKD調査は我が社では実施していて、必要時にはアドバイスをしています。そこでのポイントは素直さですし、取りあえず人の話は聞いてみる心がけです。現在の自分自身の数値を照らし合わせて、現況の認識をする。そして、改善する為に日々の行動から見直す。これの繰り返しです。その時に素直さがない方や人の話を素直に聞けない人は上昇程度が遅くなります。こんなの意味無いのではないかと疑っていては進行も遅くなります。何事でも同じですが、良い意味での素直さが必要です。

 

仏教ではこんな表現でも素直さや人の話を聞いてみるように述べています。

 

「縁なき衆生は度し難し」

仏縁のない者はすべてに慈悲を垂れる仏でも救えない(済度-救うの意味)。つまりは、人の忠告を聞こうともしない者は救いようがない。の意味ですが、これは大変深い意味が込められています。

以上よろしく御願いいたします。

現在の自分自身の数値を照らし合わせて、現況の認識をする。そして、改善する為に日々の行動から見直す。これの繰り返しです。その時に素直さがない方は上昇程度が遅くなります。こんなの意味無いのではないかと疑っていては進行も遅くなります。何事でも同じですが、良い意味での素直さが必要です。以上よろしく御願いいたします。